今週のお題「今月の目標」
子どもだった頃は、大人になるともう「目標」は持たなくてもいいと思っていた
「目標」は子供が持つもので、子どもの目標は「大人になること」だと
大人はもう成長しないし、というか、
大人になるともう人として「完成されている」つまり
「もうこれ以上頑張らなくていい」と、そう思っていたのです
でも、実際大人になってみると
「成長する」ことを際限なく求められ続ける
女性の場合、大人になってからも「綺麗でい続けること」を求められる
「女性はクリスマスケーキ」と、かつては公然と言われていました
25才を過ぎるとあきらかに、自分でもわかる衰えてくる肌つや・・・・(/_;)
これは生物的に逆らえないことにもかかわらず、努力を信じ、必死で抗おうとし
高い化粧品をあれやこれやと試し、40過ぎたころにようやく「これは無駄金では?」
と気づく
結婚したら「良き妻」になるために、子どもを産んだら「良き母」になるために
仕事をし続けている人はスキルアップのために頑張る
・・・もういいんじゃない?
どうしてみんな、頑張ることがそんなに好きなの?
もう綺麗になることも、スキルアップすることも
料理が上手になることも、家事をうまくすることもしたくないんだけど
普通じゃダメなの?!
と、苛ついてしまったのはきっと、人と比べすぎている、こともある
もっと力抜いて生きていいし、そうやってうまく生きられる人もいる
頑張っている人を見ると「自分はダメだ~」と思ってしまうけど
ほんとはそうじゃない
もっと自分を褒めればいいし、自信もっていい
海外と日本を比べて、もちろん日本の方が優れていることもあるんだろうけど
海外の方の方が自己肯定感が高いという記事をたまにみかけます
文科省の調査を見ると、高校生で「自分は人並みの能力がある」と答える割合が
米国の55.9%にたいし日本は7.9%…
高校生で能力にそんな差はないはず!
気持ちはわかる。昔と比べたら確かに、今は先が見えないというか
先が見えてるから希望が見えない、というか
あまりに高い壁が目の前にあると、それを乗り越える気力が萎えるというか
でも英語のポッドキャストで米国出身の人が、日本人の自己肯定感が低い原因は何だと思うか聞かれたとき
日本人は他人と比べすぎる、と言っていました
だから自分を肯定できない、と
もっと例えば過去の自分と比較して頑張れた、などと考えた方が良いと
それを聞いて「なるほど」と納得、目からウロコ
いきなり高いハードルを越える必要ない
これは教育の違いが大きな原因なのだと
以前英語を習っていた時、米国の先生はとにかく生徒に「発言すること」
を求めていました。挙手も必要なし、座ったまま、勝手に発言させる
そして1分以上誰も何も言わないと苛々し、「誰かなにか言えよ」
という雰囲気を出し始める
しかも誰かと同じ意見ではなく違う意見を求めます
例えば「アメリカといえば何を連想する?」などの答えが複数ある質問をします
目的が「正解を答える」ことではなくて「自分独自の意見を言うこと」なんですね
教育の目的が日本とは全く違うんだな・・・と思いました
そして少々間違ったことを言っても必ず肯定します「そういう考え方もあるね」と
自分の考えを表明し肯定される
これを子供のころから繰り返したら、自己肯定感が高まるのは当然
私自身日本で育ち、自己肯定感はそんなに高くない(と思う)
これまではひたすら「目標」を設定してはできない自分を恥じる、を繰り返してきました
もう成長なんてできないよ実際
「現状維持できたら立派」これはかつて習っていたダンス教室の先生の言葉です
だから「目標はもたない」これが今月の目標
日常の家事などやらなくてはいけないことを淡々とこなしたら上等
あとはやりたいと思ったことをやるだけ
昨日より楽しく生きるぞ(※目標ではありません)